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大学院恩師
慶應義塾大学大学院
経営管理研究科教授 渡辺 直登 氏
【専門分野】 組織心理学、心理測定論

聴き手
株式会社スタッフコミュニティ
代表取締役 村松 俊明
2005年8月 株式会社スタッフコミュニティ 設立
2008年8月 株式会社スタッフコミュニティ富士 設立
渡辺直登ゼミでキャリア教育を学ぶ
2014年4月〜2016年3月 大同大学情報学部 非常勤講師
2016年4月〜2019年3月 大同大学情報学部 客員准教授
2019年4月〜2020年1月 大同大学情報学部 客員教授

 

社会人に企業が望むこと(村松)日本における高校までの学校教育には、与えられた課題をいかに正確に速く解くかが重視されます。しかし、社会に出て働くようになると、企業は個人に対し「コミュニケーション能力」「主体性」「チャレンジ精神」を求め、仕事に関して は自ら課題を発見し、自分で考えて対応する能力を期待します。このように時代にあわせる形で、企業の即戦力志向は高まりつつあります。

具体的には、年功序列賃金や終身雇用を前提とした従来企業内で行われていた 新入社員教育や、従業員の能力を引き出す段階的な訓練など、長期的視野に たった教育の仕組みから、短期的な成果を求め、即戦力を求める傾向にあるなど、個人が企業の求めるニーズに応えることは従来よりも難しくなっています。

キャリア教育の取り組みはますます重要に(渡辺)時代にあわせる形で、キャリア教育の取り組みが注目されています。キャリア教育は、働くようになって必要とされる能力の育成に、貢献することが できます。

これまでの社員・アルバイト・派遣などの働き方の他に、時代が要求する多様な人材による多様な働き方がすすむため、学生だけでなく社会人にもキャリア教育に対する取り組みがますます重要になるのは言うまでもありません。

継続的な取り組みは、個人の豊かな社会生活や会社の発展にもつながります。

将来的なキャリア教育の取り組みとして(村松)個人が企業の求めるニーズに応えるために、限られた時間の中で、効果的に 個人の能力を引き出す解決方法の一つとして、性格適性の測定手法を確立する 研究に取り組んでいます。

自分の適性に気づき、意識して能力開発に取り組むことで、効果的に能力を伸ばすことができると考えています。 また、性格適性に応じた教育方法の研究にも取り組んでいます。

キャリア教育を通じて、社会に貢献できる企業でありたいと私は考えています。

産学連携の取り組みを生かして(渡辺)大学が社会に貢献できることはたくさんあります。今後の取り組みを期待しています。